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東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
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2009年03月12日

もう一つの放射線施設

 今日の医療分野では、レントゲンやCTと言いた放射線を利用する機器が多くあります。だからと言って医療用の放射線治療施設を、原子力発電所と一緒に語るのは非常に乱暴な事だとは思います。
 しかし、佐賀県にとってはこの炭素線がん治療施設「九州先端医療がんセンター」(仮称)も、九州電力が関係した放射線施設と言えます。

※重粒子線がん治療について
       (平成18年12月:文部科学省)


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九州先端医療がんセンター(仮称)開設に向けたアセンター・セッションの開催
佐賀県HP(2008/10/20)

もう一つの放射線施設 いまから4年半後の平成25年春、九州で初めての炭素線がん治療施設となる「九州先端医療がんセンター(仮称)」のオープンを目指しています。
 この実現に向け、10月7日(火曜日)に福岡市内にて、アセンター・セッション(賛同者の集いという意味です)を開催し、佐賀県および福岡県の経済界、医療界関係者など、約170人の方に参加いただきました。画像:アセンター・セッションの様子

 当日は、まず古川知事より、本センターで炭素線(重粒子線)を使った治療を行うこと、この治療法はがん組織に集中的に放射線を照射しがん細胞を破壊するので体への負担や副作用が少ないこと、設置を予定している鳥栖市の交通利便性などについて資料を用いて説明がありました。

 続いて、九州財界および医療関係者から祝詞を頂戴しました。

 九州電力松尾会長からは、「この計画は九州にとって大変意義があり、物心両面において支援や協力を約束したい」と、県のプロジェクトに対して高い評価をいただきました。

 また、炭素線がん治療で世界をリードする、独立行政法人放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター鎌田センター長から、佐賀県が導入予定の次世代型照射装置や炭素線治療実績の推移についてご説明がありました。

※添付ファイル
 (アセンター・セッション資料.pdf)
 (知事発言内容.pdf)

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炭素線がん治療事業主体会社
      九電、九電工、久光が設立 佐賀、用地買収や施設建設

                                                西日本新聞(2009/03/12)

 最先端の炭素線がん治療施設「九州先端医療がんセンター」(仮称)の佐賀県鳥栖市への誘致を進める同県は11日、九州電力、九電工(ともに福岡市)、久光製薬(鳥栖市)の3社が4月に事業主体となる特定目的会社(SPC)を設立すると明らかにした。九州初の炭素線がん治療施設は2013年春の開業を目指し、動きだした。

 県によると、3社は計数千万円を出資しSPCを設立。SPCは用地買収や施設建設を進め、治療を担当する医療法人に土地建物を賃貸する。総事業費150億円のうち20億円は佐賀県が負担し、残る130億円は九州経済界から出資や寄付を募り、金融機関にも融資を依頼する。民間からの出資や寄付で80億‐100億円を確保したい考え。

 計画では、患者数は年間800人を見込み、開業5年目での黒字化を目指している。

 炭素線がん治療は外科手術をせずに体外照射でがん細胞を死滅させる最先端医療で、国内で治療できるのは千葉、兵庫両県の2カ所しかない。



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Posted by 昏君 at 08:50│Comments(0)佐賀県
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