海を渡る祇園

昏君

2008年07月17日 22:39

 祇園祭は京都の八坂神社の祭りが一番有名ですが、それ以外にも全国にあります。
 佐賀県でも大きな山笠を曳く物から、氏子たちが集まって小規模な神事をする物まで色々あります。
 しかし、海を渡る祇園祭りは珍しいのでは無いでしょうか。

 呼子・小友祇園祭



◎佐賀新聞(2008/07/17)
 山笠 海を渡る 小友祇園祭始まる

 「海を渡る山笠」で知られる小友祇園祭(こどもぎおんさい)が16日、唐津市呼子町の小友地区で始まった。男衆が高さ15メートル、重さ3トンの巨大な山笠を担いで肩まで海につかり、港を南北に約100メートル歩いて渡った。17日まで。

 祭りは、地区にある八坂神社の夏祭りで、疫病退散を願って1658年から続くとされる。

 見どころの「海入り」では、山笠を担いだ約50人が、鉦(かね)と太鼓の囃子(はやし)に乗って海中へ。伝統の「アーサッサ」のかけ声を上げながら、武者人形や吹き流しで飾った豪華な山笠を力の限りに進めた。

 17日は早朝から山笠を引き出して地区を練り歩き、午後3時ごろに「海入り」を行う。

【写真】男衆に担がれ海中を進む小友祇園祭の山笠=唐津市呼子町の小友地区


関連記事