てぃーだブログ › 閑甚日記inてぃーだ › 2008年05月

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト


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2008年05月29日

総体ネット中継 本格導入

 高校総体のネット中継は、今後スタンダードになっていきそうです。


◎読売新聞(2008/05/28)
 総体ネット中継 本格導入  「埼玉」手本 高体連に専門チーム

 全国高校体育連盟は27日の理事会で、インターネットを利用した競技中継の本格導入に向け、「動画配信推進プロジェクト」を発足させることを決めた。県内で今夏開催される高校総体(7月28日~8月20日)で事業のノウハウを吸収し、どの大会でも動画配信できる態勢を整える。

 埼玉総体では、IT企業「エンターオン」(庄司周会長、本社・東京都)が昨年秋に発足させた「埼玉総体動画配信支援センター」でシステムを構築し、地元高校生たちが撮影する競技映像を大会公式サイト上に配信する。センターの運営や撮影の費用は、スポーツ関係者の出資や用具メーカーからの広告料などでまかなう。

 動画配信事業は昨年の佐賀総体でも実施されたが、全国高体連は「公費を使わず、民間活力と高校生のエネルギーを生かすという手法。今後、どの開催地でも無理なく踏襲できるはず」(梅村和伸・専務理事)と、今大会での試みに注目している。

 プロジェクトは理事数人と有識者のほか、庄司会長、埼玉総体の事務局幹部ら6人ほどをメンバーとし、来年の奈良総体までに事業マニュアルを作成したいとしている。

 久保正美・県高校総体推進室長は「29競技に及ぶ高校総体の中継を充実させるには、ネット利用の手法確立が不可欠と考えた。県の知恵が認められて光栄」と話している。  


2008年05月12日

大蛇の正体見たり!

 唐津市にある鏡山の山頂にある「蛇池」で、「大蛇を見た」という声が相次でいます。
 しかし、その正体は「ニホンヒキガエル」のオタマジャクシの大群です。
 ニホンヒキガエルには主に東日本に分布する「アズマヒキガエル」と、主に西日本に分布する「サツマヒキガエル」という二亜種に分かれいます。
 このオタマジャクシはサツマヒキガエルの幼生と言う事になるのでしょうが、古くから人為的に分布が拡大かつ攪乱されており、本来の分布は不明だとか。
 外見はよく似ていて、二亜種の区別は難しいそうです。

 ニホンヒキガエル
 
 

 ニホンヒキガエルのオタマジャクシ
 


 ニホンヒキガエルの別名「ガマガエル」とも呼ばれたいます。
 そうです、「ガマの油」で有名なガマガエルですね。
 「鏡山」「伊吹山」「筑波山」のように、「ガマの油売り」をやると面白そうですね。

 伊吹山のガマの油
 

 ガマの油売り
 


 この話題になっている「蛇池」には伝説があります。
 「万葉集」に伝えられたり、能楽でも演じられる「松浦佐用姫(まつらさよひめ)」伝説です。
 松浦佐用姫は、現在の唐津市厳木町にいたとされる豪族の娘です。
 537年、新羅に出征するためこの地を訪れた大伴狭手彦と佐用姫は恋仲なります。
 出征のため別れる日に、佐用姫は鏡山の頂上から領巾(ひれ)を振りながら舟を見送ります。
 しかし、別離に耐えられなくなり舟を追って呼子まで行き、加部島で七日七晩泣きはらした末に石になってしまいました。
 鏡山山頂には佐用姫の銅像があります。

 鏡山の佐用姫
 


 加部島にある田島神社の境内社・佐與姫神社は、佐用姫であったという石を祀って有ります。

 田島神社の佐用姫
 


 それにもう一つ佐用姫の生誕地「厳木町」にも、高さ12メートルの巨大な像があります。
 この像は道の駅「厳木」内に立っているのですが、実は電動仕掛けで約15分かけてゆっくり一回転するのです。

 道の駅「厳木」の佐用姫
 



 ここまでの話で、「あれっ」と思われる方もいるでしょうね。
 そうです、「蛇池」の話が出て来ません。
 実は佐用姫が石になった伝説とは別に、「肥前国風土記」に収録されているのです。
 狭手彦と領巾を振りながら別れた後に狭手彦によく似た男が家に通うようになり、これが沼の蛇の化身であると正体がわかると沼に引き入れられ死んでしまうという話です。
 しかし、この話では「佐用姫」では無く「弟日姫子(おとひめこ)」となっており、後世に同一視された可能性もあります。
 この蛇の化身の住んでいた沼が、「蛇池」と言う事になっています。
 歴史のロマンですね。



◎佐賀新聞(2008/05/12)
 大蛇の正体はカエルの子? 鏡山蛇池

 唐津市にある鏡山の山頂池にこの時期「大蛇を見た」という声が相次ぐ。これが、実はオタマジャクシの大群。池は肥前風土記に「蛇池」と紹介されているだけに、伝説に重ねて驚く人が後を絶たない。

 山頂で茶屋を経営する松尾邦久さん(54)によると、オタマジャクシはニホンヒキガエルの幼生。5年ほど前から毎年、温かくなると水が浅い岸辺に並ぶように集まってきて、集団で遊泳、長く連なるときは50メートルにも達するという。

 池にはコイやフナが多くすむが、観光客が与える餌が豊富なため、卵の“天敵”がおらず、大発生につながったと松尾さんは考える。観光名所ならではの珍現象だが、松尾さんは「生態系が変わっていることなので、少し心配」と話す。

【写真】大きな頭を持つ蛇のように見えるオタマジャクシの大群(松尾邦久さん撮影)=唐津市の鏡山山頂池

  


Posted by 昏君 at 23:21Comments(0)佐賀県

2008年05月09日

“一番ボタル”

 早いですね。
 もう“一番ボタル”が飛んでいます。
 最近は徐々にではありますが、蛍が増えてきて良い事です。

 源氏蛍
 


◎佐賀新聞(2008/05/09)
 ホタルの季節到来 小城公園

 初夏の訪れを告げるゲンジボタルが、今年も小城市小城町の小城公園で舞い始めた。日暮れから午後9時ごろにかけ、幻想的な淡い緑色の光を発し、ウオーキングなどで通りがかった住民らを楽しませている。

 小城源氏ボタル保存会によると、先月20日ごろ“一番ボタル”を、園内の水路などで確認。同町の祇園川では20日ごろから6月半ばまで乱舞するという。

 保存会の東島毅会長は「ホタルの数は例年並み。小城公園は15日ごろまで、祇園川は下流から上流にかけ、1カ月半ほど楽しめそう」という。

【動画】淡い光を放ち乱舞するゲンジボタル=小城市の小城公園、8日午後8時ごろ

  


Posted by 昏君 at 21:56Comments(0)佐賀県

2008年05月06日

「唐ワンくん」立体化!

 先日の日記でも紹介しましたが。
 佐賀県唐津市東城内にある、「唐津城」は今年は築城400年です。
 これに伴い唐津市では、「唐津城築城400年記念事業」を行います。
 この事業を応援する、最近定番になった「ゆるキャラ」が発表されました。

 この「ゆるキャラ」に大変な事が起きました!
 何と立体化したのです!!
 唐津在住のペーパークラフト作家「制作委員会」さんが、ペーパークラフトとして立体化させました。
 ご自身のHPで「舞ヅルくん」を公開されています。
 その上、太っ腹な事にデータも公開されています。 
 「制作委員会」さんはこれまでも、唐津くんちの目玉「曳山」を多くペーパークラフト化されています。
 「唐ワンくん」も近日公開との事です。
 (実は佐賀新聞が主催するSNS「ひびの」中では、一部の友達に試作品を公開しています。)

※かみやま制作委員会HP

※「唐ワンくん」と「舞ヅルくん」ペーパークラフト

 

 唐ワンくん
 

 舞ヅルくん
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Posted by 昏君 at 22:47Comments(0)佐賀県

2008年05月03日

絶景の棚田!、でも維持は…

 今、私の地域は田植えの時期です。
 私も昨日で田植えを終了して、人心地付いたところです。

 そう言った中、我が町の数少ない観光資源「浜野浦の棚田」も田植えの真っ最中。
 そしてここは「日本の棚田百選」「恋人の聖地」にも指定されて、今年も多くの観光客が来ています。
 この時期は一年で一番美しい時期で、まさに絶景と言って良いかも知れません。



 が、この景観を維持するには、農家の並々ならぬ努力が必要な事は余り知られていません。
 本当なら仕事の効率が良い様に整備をしたいのですが、景観が壊れるので出来ません。
 確かに景観維持のために補助金や、景観を崩さない程度の整備も行政が全額負担したいます。
 しかし後継者不足・労働者不足の現在では、棚田を維持することが大きな負担となっています。

 私は幸いここに田圃は持ちませんが、町内は大体が似たような地形の棚田で、それを維持するのは大変なのです。
 国の無策と言って良い「減反政策」で、かなりの数の放棄田があるのです。
 もし「浜野浦の棚田」にいらっしゃる事があったら、農家の苦労を心の片隅に感じてもらえれば幸いです。


◎佐賀新聞(2008/05/02)
 「恋人の聖地」の棚田 今が絶景

 日本の棚田百選に選ばれている東松浦郡玄海町の「浜野浦の棚田」が、1年で最も美しい時期を迎えている。玄界灘に沈む夕日が、早苗の揺れる水田と海面をオレンジ色に染め、あぜ道の曲線が幻想的な幾何学的模様を描き出している。

 昨年5月には静岡県のNPOが「恋人の聖地」に選定し、若いカップルも足を運ぶようになった。

 夕暮れが近づくと、写真愛好家らが続々と集まり、自然の造形美を撮影。唐津市内から訪れた20代の親子連れは「きれいな景色と一緒に、子どもとの思い出を残したい」と、シャッターを切っていた。

棚田

【写真】夕日と棚田の絶景ポイントとして多くのカメラマンや観光客でにぎわう浜野浦の棚田=東松浦郡玄海町


  


Posted by 昏君 at 10:08Comments(0)佐賀県

2008年05月02日

容疑者はミドリガメ!

 佐賀城公園のハスが全滅した。
 佐賀城公園は、県都佐賀市の中央部に位置し三方を濠に囲まれ、水面に映える楠と柳の緑は、佐賀の代表的な景観となっている。
 お堀には多くにハスが自生していて、花の時期には県民の目を和ませていた。
 そのハスが姿を消したのだ。
 目撃者の証言では消滅前に「レンコンの根茎が何かに食いちぎられ、流れていた」との情報が入っている。
 
 有りし日の佐賀城公園
 

 ハスが姿を消した佐賀城公園の南濠(2007年8月)
 

 事態を重く見た公園を管理している県佐賀土木事務所では、佐賀大学や動植物の専門家と連携して容疑者の捜査を開始した。
 捜査の結果、捜査線上に複数の容疑者が上がったが、どれも決め手に欠いていた。

 容疑者-1 ザリガニ
 

 容疑者-2 ソウギョ
 

 容疑者-3 ブルーギル
 

 そんな中、主犯格と思われる容疑者が浮かんできた。
 その容疑者は、幼体には緑、黄、黒などの鮮やかな模様で知られる「ミドリガメ」である。
 本名は「ミシシッピアカミミガメ」、北米はミシシッピ川リオグランデ川水系出身の帰化亀である。
 彼等は1950年頃タレントとして日本へ入国したが、成長するにつれその美貌を失い解雇され、川や池へ捨てられた。
 しかし、その持前の生命力によりアンダーグランドでの新たな地位を確立し、日本全国に勢力を広げるに至った。
 県佐賀土木事務所では彼等を最重要容疑者とし、「カニかご」等を使い逮捕に全力を注いでいる。

 人気絶頂期のミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ
 

 彼等は本当に真犯人なのだろうか?
 



◎佐賀新聞(2008/05/02)
 ハス消滅の犯人はカメ? 捕獲し調査へ

 佐賀城公園(佐賀市城内)のハスが全滅し、外来種のカメによる食害説が浮上している。「レンコンの根茎が何かに食いちぎられ、流れていた」という目撃情報が消滅前にあり、公園を管理している県佐賀土木事務所は4月30日夜、カメを中心とした水生生物の捕獲作戦を南堀でスタート。実際に食べるのかどうか、佐賀大学や動植物の専門家と連携して調べる。

 白い花が夏の風物詩だった南堀のハスは2006年から激減。同年10月に県の機関が実施した水質、土壌調査では異常はなく、気候の影響かと思われていたが、全滅した07年までに食害が疑われる事実が出てきた。

 “主犯格”として名前が挙がるのは、北米原産の「ミシシッピアカミミガメ」。縁日などで「ミドリガメ」として販売されており、ペットとして飼われていたものが堀に捨てられ、数百匹規模に繁殖しているとみられている。成長するにつれ、草食性が強まるといわれ「柔らかい新芽や浮き葉がえさになったのでは」という指摘もある。

 同事務所は4月30日夜、南堀の2カ所に、ささみを入れた「カニかご」を設置。翌朝引き揚げると、体長25ー10センチのカメ23匹がかかっていた。大半がミシシッピアカミミガメで、実証試験をする佐賀大の水槽に運ばれた。

 青森県の弘前公園では、ザリガニが原因とみられるハス全滅の事例があり、佐賀城公園南堀でもカメのほかザリガニやソウギョ、ブルーギルなどでも調べる予定だ。

 調査は2年計画で実施。原因の特定を進めながら、在来のハス再生へ向けた種レンコンの植え付けを検討する。

【写真上】佐賀城公園南堀で捕獲されたカメ=1日朝、佐賀市城内
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Posted by 昏君 at 22:19Comments(0)佐賀県

2008年05月01日

弘法大師の船賃。

 「エツ」と言う魚をご存じですか。
 エツ(斉魚)は、ニシン目・カタクチイワシ科に分類される魚の一種。
 成魚は全長30cm-40cmほど。
 体は植物の葉のように前後に細長く、左右から押しつぶされたように平たい。
 筑後川流域で多く漁獲され、代表的な郷土料理の食材ともなっています。
 中国では漢方医学の材料として使われる。

 エツ(斉魚)
 

 「エツ」には変わった伝説があります。
 むかし弘法大師が九州行脚のとき、筑後川の渡しを渡ろうとしましたが渡し銭が無く困っていました。
 そのとき貧しい漁師が、私がお送りしましょうと言って無事対岸に渡したそうです。
 弘法大師はそのお礼にと、の葉を1枚ちぎって川の中に投げたところ、それが魚となって泳いでいったのが「エツ」になったと言われています。

 空海(弘法大師)
 

 葦(ヨシ)
 

 福岡県久留米市城島町の旧渡し場付近のこの青木島に弘法大師を祀る「エツ大師堂」があります。

 エツ大師堂
 

 筑後川昇開橋
 



◎佐賀新聞(2008/05/01)
 筑後川で「エツ漁」解禁

 筑後川の初夏の風物詩「エツ漁」が1日、解禁された。佐賀市諸富町と福岡県大川市を結ぶ昇開橋周辺では地元漁師が早速、約200メートルの網を投げ入れた。漁期は7月20日まで。

 エツはカタクチイワシ科の魚で、体長30センチ前後。銀色に光るうろこが特徴。日本では淡水と海水が入り交じる汽水域が大きい筑後川と有明海にしか生息しない。初夏を迎えると産卵を控えたエツが筑後川を遡上(そじょう)するため、初夏を告げる魚として珍重される。昨シーズンの漁獲量は5・7トンだったが、今年はシーズン前の雨量が多く、川の塩分濃度もまずまずのため「数が期待できる」(地元漁師)。

 大川市の若津港ではこの日、川開きの式典があり、佐賀市の秀島敏行市長や大川市の植木光治市長ら約100人が出席。豊漁と安全を祈願する神事後、4隻の遊覧船に乗り込み、2隻のエツ掛け船による漁を見学しながら、旬の味覚を楽しんだ。

【写真】エツがかかった刺し網を引き上げる漁業者。後ろは観光遊覧船=昇開橋付近の筑後川
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Posted by 昏君 at 21:49Comments(0)佐賀県