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2008年01月08日

初窯出し

 佐賀県が誇る、二人の陶芸家の初窯出しです。


 14代今泉今右衛門
  1962年 佐賀県有田町に生まれる
  1985年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業
  1988年 京都・鈴木治先生に師事
  1990年 有田・父、13代今泉今右衛門の許、家事に従事
  1998年 佐賀銀行文化財団新人賞受賞
          日本伝統工芸展工芸会会長賞受賞
          佐賀新聞文化賞奨励賞受賞
  2002年 2月に14代今泉今右衛門を襲名
          色鍋島今右衛門技術保存会会長となる
          (財)今右衛門古陶磁美術館の理事長に就任
          一水会陶芸部 会員優賞受賞
  2003年   一水会陶芸部 会員優賞受賞 
  2004年   日本伝統工芸展 東京都知事賞受賞


 人間国宝井上萬二
  1929年   有田町生まれ。
  1945年頃  14代酒井田柿右衛門、奥川忠右衛門らに師事、白磁制作の技法を習得した。
  1958年   県立有田窯業試験場に勤務しながら磁器の成形、釉薬(ゆうやく)の研究を重ね、
          伝統的な白磁制作技法を極めた。
          「現代の名工」労働大臣表彰、日本伝統工芸展で文部大臣賞などを受賞。
  1995年   重要無形文化財「白磁」保持者に認定される。
  現在     日本工芸会参与、有田陶芸協会長。


◎佐賀新聞(2008/01/08)
 初窯の出来に満足げ 今右衛門窯と井上萬二窯


 色鍋島の伝統を受け継ぐ今右衛門窯(西松浦郡有田町)と白磁の人間国宝井上萬二さん(同)の窯で7日、仕事始めとなる「初窯出し」があった。昨年末から焼成した作品は上々の仕上がりで、幸先のいい新年のスタートを切った。

 今右衛門窯では、「雪花(せっか)墨はじき」技法の花器、初挑戦のひな飾りのミニチュアなど計400点を焼き上げた。14代今泉今右衛門さんが文様の発色を確かめ、納得した表情を浮かべた。今右衛門さんは「(雪花墨はじきの)白化粧のあがりがいい。今年は窯の仕事を充実させたい」と抱負を述べた。

 井上さんは、白磁の大皿や花器など計200点を職人とともに窯から取り上げ「思った通りに仕上がっている」と満足げ。作品は、3月の東京での個展を皮切りに全国で披露する。派遣教授を務めるニューメキシコ州立大学で指導するため渡米を予定しており「忙しい1年になる。心も体も引き締め(作陶面で)さらにステップアップしたい」と意気込みを語った。

【写真-1】墨はじきの作品の出来に満足げな14代今右衛門さん(右から3番目)=有田町の今右衛門窯
初窯出し

【写真-2】窯から取り出した新作を点検する井上さん=有田町の井上萬二窯
初窯出し



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Posted by 昏君 at 21:11│Comments(0)佐賀県
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