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東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト


2008年07月24日

県境を越えた架け橋

 1281年、弘安の役。博多で撃退された元軍が鷹島沖で大陸からの援軍と合流して体制を立て直そうとした時に台風(俗に神風とも)が吹いたために、多くの船が沈没しました。

 長崎県松浦市鷹島町
 

 現在では過去の歴史は綺麗に水に流し鷹島とモンゴル国との交流も深まり、カラコルム地方のホジルト市とは姉妹都市になっています。
 そしてモンゴルをモチィーフにしたテーマパーク「モンゴル村」が、観光客を楽しませています。

 モンゴルから運んできた本物ゲル村
 県境を越えた架け橋
 

 その鷹島と佐賀県唐津市肥前町を結ぶ「鷹島肥前大橋(仮称)」の建設が、現在進められています。
 来春には全長約1250メートルの橋が、県境を越えて結ばれます。
 これで両県民の交流は勿論、この一帯が県境を越えた観光地になれば素晴らしい事です。

 「鷹島肥前大橋(仮称)」の完成予定図
 県境を越えた架け橋
 

 交流が深い地元の両新聞社も、動画のWeb記事で共演していました。

◎佐賀新聞(2008/07/23)
鷹島肥前大橋が連結 1250メートル来春開通へ

 唐津市肥前町と長崎県松浦市鷹島町を結ぶ「鷹島肥前大橋(仮称)」で23日、最終ブロック架設工事があり、全長約1250メートルの橋部分が連結された。今後、道路の舗装や照明灯設置など工事を進め、来年春の開通を目指す。

 橋は県道鷹島肥前線の一部となり片側一車線(車道幅6メートル)。総事業費200億円をかけ佐賀、長崎両県が整備し、県が約60億円を負担する。2本の支柱から斜めに72本のケーブルを張った斜張橋で、県内では呼子大橋(橋長727メートル)を抜き、最長となる。

 この日は、道路部分となる重さ約210トン、長さ約22メートルのパーツを台船で運び、2台のクレーンで約3時間かけつり上げ、橋の中心部分に据え付けた。同事業は鷹島の救急医療体制確立や周辺の観光振興などを目的に1997年、着手した。

【動画】最終ブロックを据え付け、橋部分が連結された鷹島肥前大橋=唐津市肥前町と長崎県松浦市鷹島町間


◎長崎新聞(2008/07/23)
鷹島肥前大橋の橋げたつながる 来春開通へ工事着々

 松浦市鷹島町と佐賀県唐津市肥前町を結ぶため建設中の鷹島肥前大橋(仮称)に二十三日、最後の橋げたが取り付けられ、県境を越えて工事が進んでいた同大橋が一つにつながった。来春開通予定。

 同大橋は橋長千二百五十一メートル。高さ百五メートルの二本の主塔からケーブルで道路部分にあたる橋げたをつり下げる「斜張橋」。一九九七年度から県と佐賀県が共同で事業を開始し、総事業費は約二百億円。

 この日、船で運搬してきた長さ二十二メートル、重さ百十トンの最後の橋げたを、橋上からクレーンで引き上げて仮接合。調整をしながら一週間ほどで完全に溶接する。海上からは鷹島小、中学校の子どもや保護者ら約九十人もフェリーで見学し、島がつながる歴史的瞬間に立ち会った。



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Posted by 昏君 at 08:07│Comments(0)佐賀県
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